震災関連死とは
地震による災害が発生した際、
建物の倒壊・火災・津波など震災の直接的な被害ではなく、
避難生活の疲労や環境の悪化などによって、
病気にかかったり、持病が悪化するなどして死亡すること。
震災関連死という言葉を耳にしただろうか?
先にも書いたが、震災などの直接的ではない影響によって亡くなることである。
避難場所の衛生面で問題が起きている。
衛生面での問題を一番影響受けやすいのが子供と高齢者である。
この高齢者の問題が非常に大きくなっている。
特に高齢者のなかでも介護が必要な高齢者だ。
こういった介護が必要な高齢者を介護している人が少ないために
若くても疲労・ストレスによって病気にかかりやすい。
現状として過労によって倒れている人もいる。
今介護力不足が問題!?
災害後の物資の補給などは迅速に行えるようになっているが
その後の物資の割り振りや配給が問題となっている。
これも人手不足による問題ではある。
しかし、より人手不足で問題となっているところがある。
老人ホームなどの介護現場である。
被災しようとも介護される側の人は待ってくれない。
ひとりでは起きれない人もいる。
これはもちろん被災したことによって起きたことではなく
被災する前からのことである。
物資関連のボランティアは集まりやすいが
このような介護現場はなぜか注目が集まりにくく
被災した人たちが身を粉にして行っているのが現状である。
被災してから寝ずに介護の現場で働き続けている人もいる。
物資の配給ももちろん大事ではあるが
適した所への人材の配給も急務である。